木 材 学
 日本の森林面積は、2515万ヘクタール、国土の67%におよぶ。人工林が41%を占め、その44%が杉林だ。杉は、日本特産で北海道南部から屋久島までの全国に分布し、日本で最も多い。400年前から植林が行われ、ほとんどが人工林だ。
 日本ではもっとも大きい木で、長寿の木ともいわれる。屋久島では、樹齢3000年におよぶものもある。大きいものでは高さ65b直径6・5bに達する。比重が0・3から0・4。土台、柱、床柱、天井板、屋根、造作に一般的に用いられている。辺材は白く、心材は赤褐色(ときに黒褐色)。プレーナー加工された材木としての肌触りは良く、特有の木の香がする。
 木橋には、地元産の杉が集成材としてよく用いられる。ヤング係数が45〜80くらいなので、集成材の材料としては、厚さを要求されるが、森林の手入れのためにも地元材の使用が優先されるようだ。日本の風土に良く合い、育ちが早いところから我が国での二酸化炭素吸収=地球温暖化防止に大きく寄与している。